「レース前はもちろん緊張するし、緊張しなかったらベストのパフォーマンスは望めないと思う。 自分がどれだけ練習してきたかによって、緊張がだんだん楽しい緊張に変わっていくんじゃないかな」
「正確にいつから泳ぎ始めたかは……分からないな。もともと東京スイミングセンターでは、4種目すべてを泳がなければいけなかったから小さいときに4種目の泳ぎを教わったんだ。その中でも、平泳ぎが一番好きだった。でも平泳ぎは今でも完璧に泳ぐのは難しい」
「スピードに自信があるなら、最初からがんばったほうが持ち味が出る。後半が苦手なら、もう練習あるのみ!」
「(強く・速くなるためには)まずは、速くなるんだという気持ちをもつこと。次に目標を決めること。そしてたくさん練習して、コーチの言うことをよく聞いて、たくさんのご飯と睡眠をとること。もちろん、勉強も大切だから忘れないでね」
「シドニー五輪のとき僕は17歳だったからイケイケドンドンで、スタート前になったら、手が震えて水泳帽がかぶれなかった。うわあ、なんだこれは……って。気づいたときは4位で終了していた。悔しいのかどうかも分からず、五輪ってすごい場所なんだなと思った。メダルとりたいと思った」
「一度立てた目標を下げるのはダメ。調子悪くても、そこに向かう姿勢がある限りやれる。五輪のたびに騒がれて、ふざけるなって言いたいときもあるけれど、でもそんな五輪が好き」
「年を重ねるごとに分かってくる。いい練習をするには目標が必要で、それがないと僕も怠ける。楽をして強くなりたいけど、それは無理。アスリートの宿命だと思うし、それは上にいくほど分かってくる」
「自信は大切なものだ。勝負強い、弱いではなく、どれだけ自分に自信を持って、その舞台に立てるかなんだよね」
「北京の後、(泳ぎ始めるまで)すごい時間がかかった。五輪を知るからこそ、自分が強くならないとダメなことも分かるからね。僕もロンドンとは言わない。一つ一つの大会で、本来の感覚を取り戻して頑張りたい」
「小さいころは、あまり前にでるタイプではなく、地味でおとなしい性格だった」
「小学生の時から、まわりの同級生と泳いでいてもダントツで速かったので、水泳が得意だとは思っていた。水泳選手としての自覚を持ち、本格的に水泳に取りくもうと思ったのは、高校生になってから」
「自分の水泳人生に影響を受けた人っていうことでは、林亨(はやし・あきら)さん。自分が小学4年生のとき、当時、バルセロナオリンピック男子平泳ぎの代表だった林選手と一緒に泳ぐ機会があり、それがきっかけでオリンピックを目指そうという夢を持つことができた」
「泳ぐのがイヤになったことは何度もある。練習がイヤでさぼったことも何度もある」
「強い自分になるには、例えば僕なら水泳を好きだっていう気持ちを忘れないことが大切。夢に向かってがんばるなか、つらいことや、苦しいことがあって、途中で挫折して、あきらめたくなることもある」
「一つのことを続ける、ということは難しいかもしれないが、ただ、好きなことなら、ずっと続けていきたいし、みんなにもそうしてもらいたい。そこに夢があるのなら最後までやり通してもらいたい。僕はそうやってずっと水泳を続けてきた」
「他に得意なものがなかったし、他の人よりも秀でたものがなかったので、水泳でがんばって、良いところを見せたい、親を喜ばせたい、友達に自慢したいとか、そういう気持ちで水泳をやってきた。だから、好きだ、っていう気持ちを忘れないで。あ、あと自分がワクワクできることを続けることが大切」
「(性格を一言で言うと)マイペース!」
「(好きな食べ物は)カレーライス」
「(尊敬する人は)たくさんいますが、柔道の野村忠宏さんと吉田秀彦さん」
「(練習時間は)午前・午後あわせて6時間以上」
「(今一番の関心ごとは)車の運転!」
「(水泳以外で得意なことは) 道を覚えること。地図を見るのが好きで、地図を作った伊能忠敬(いのう ただたか)が大好き」